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2016〜2017 はたらいくの転職市場予測

これからの営業職に求められるスキルって何?次の数年で伸びてくる市場ってどこ?はたらいくでは、サービス接客業から医療・介護・福祉、エンジニア、クリエイターなど、10職種にわたって最新の転職市場予測を徹底調査。経験豊富な専門キャリアコンサルタントに各職種の転職市場の「今」を取材しました。各職種の注目キーワードと解説も掲載。これから転職を進めるあなたに必見の内容です。是非参考にしてみてください!

転職市場予測一覧

  • 営業

    好景気を背景に、若手やミドルなど幅広い年齢層に営業職のニーズが広がっています。

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  • 事務・企画系

    求人数は堅調だが求職数が多いことから一般事務は狭き門。オフィスワーク全般に目を向けるとチャンスが広がります。

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  • 医療・介護・福祉

    2025年問題に向けて人手不足がより深刻な課題に。景気に左右されにくい業界で、看護・介護ともに求人多数あり。

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  • 販売・接客

    大型商業施設のオープンラッシュで人材需要増。インバウンド消費の拡大により求人数も増えています。

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  • サービス・飲食職

    景気回復を背景に、市場規模が拡大。インバウンド需要やO2Oなど、多様化するビジネスモデルに対応できる人材需要がアップ。

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  • IT・エンジニア

    FintechやIOT、AIなどの技術革新によって新サービスが次々誕生。今後もエンジニア需要は高い状態が続くと予想されます。

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  • 物流・運輸・設備

    市場拡大と3PL事業より需要が増加。ドライバーだけでなく多様な経験を生かせる業務も増えています。

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  • 建設・土木・製造

    建築・土木では施工管理を中心に人手不足が深刻化し、有資格者の確保が課題となっています。

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  • 編集・クリエイター

    景気回復による求人需要増。WEBコンテンツ制作のできる編集者やライター、デザイナーの求人が増えています。

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  • 専門・その他
    (美容・インストラクターなど)

    「美ンバウンド」の影響もあり、美容分野の需要は高め。語学力を活かした転職も可能です。

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転職市場動向予測 全体トレンド

業界全体の転職状況

2016年もアベノミクス効果で好景気が続き、どの業界を見ても転職希望者とっては好条件な転職状況です。業界ごとで比較すると、転職市場の「UP」は「医療・介護・福祉」、「販売・接客」、「サービス・飲食職」、「IT・エンジニア」、「物流・運輸・設備」、「建築・土木・製造」、「編集・クリエイター」の7分野、「Stay」に落ち着いているのは「営業」「事務・企画系」「専門・その他(美容・インストラクターなど)」の3分野でした。最近の人材の動きとして顕著だったのは、2015年に団塊の世代(1947〜49年生まれの方々)が前期高齢者の層に到達してベテラン社員が一斉に退職したことです。事業の中枢を担う30代〜40代のマネージャーや、将来的に教育者として期待される中堅技術者の需要が大きくなり、年齢や性別にとわられない人材採用を行う企業も増えています。加えて2016年入社の新卒採用が例年よりも遅かったため、新卒者が希望数に満たなかった企業が第二新卒を中心に25歳前後の若手社員の確保に取り組んでいます。

【UP】福祉・物流・サービスなど個人の生活を支える業界が急成長

転職トレンド「UP」の業界に注目すると、「医療・介護・福祉」では介護福祉士や看護師などの職種で慢性的な人手不足が課題です。2025年には人口の4人に1人が75歳以上になる見込みのなかで訪問診療や訪問看護のニーズが高まり、医療を選ぶ時代が訪れます。一方で女性率の高い看護師や薬剤師は結婚・出産で仕事から離れてしまう人が多いため、勤務条件や給与の見直しを実施して、スタッフを増員する医療機関が目立ってきました。
「販売・接客」と「サービス・飲食職」に関しては、顧客に提供するサービスの質を上げるために、従業員のライフ・ワーク・バランスを重視して「転職のない地域限定社員」などの柔軟な雇用形態を積極的に採用しています。
「IT・エンジニア」はトレンドの変化が激しい分野ですが、近ごろの傾向として金融業界のFintechや製造業界のIoTに携わるモノづくりが盛んです。自らのスキルを活かしてモノとICT(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)を融合させる面白さを求める転職も、SEやプログラマーがキャリアアップする道になるでしょう。

「物流・運輸・設備」の業界は若年層の人材が少なく、ゆくゆくは大勢の現役ドライバーたちが定年退社してしまうために若手社員を求める声が大きくなっています。個人物流量の増加や業務拡大に伴う人材不足の影響で、今後もしばらくは転職市場が活発だと見込まれます。
「建築・土木・製造」においても、1960年代の高度成長期に整備されたインフラの老朽化対策のために技術者を求める企業が増えています。都市部におけるマンションや郊外の商業施設の建設ラッシュも追い風になり、新卒採用の枠が限られていた時期にあたる25〜35歳の人材ニーズが高まりつつあります。
「編集・クリエイター」の転職市場は、WEBメディアの企画・運営に関する仕事で求人募集の増加が顕著です。コンテンツマーケティングの重要性が説かれている昨今、自社メディアを持つ企業はより質の高いWEBコンテンツを制作するための編集者やデザイナー、動画クリエイターを求めています。

【stay】営業や事務・企画系の転職はスキルを強みに

転職市場が「Stay」の3業界を見ていくと、まず「営業」の求人はインターネット業界や不動産業界などの営業活動に力を入れている分野で採用が盛んです。特に新規事業立ち上げのために30代後半〜40代のミドル人材採用に力を入れて営業力強化を狙っている企業が目立ちますので、ご自身の経験を活かせる職場にマッチすれば存分にキャリアを発揮できるでしょう。
「事務・企画系」は業界問わず人気がある仕事のため、一般事務を中心に求人倍率も高水準が続いています。一方である程度のPCスキルがあれば比較的就業しやすい、英語力や企業法務の知識を活かして専門事務としてキャリアアップを目指せる魅力もあります。総務や経理部門の仕事を希望されるのであれば、人材確保に積極的なベンチャー企業が狙い目になるでしょう。
このほか、「専門・その他」の美容・インストラクター職ではトータルビューティーサロンの増加やオンライン学習のニーズ増がトレンドです。転職者採用への影響としては、サービス利用者の満足度やリピート率を上げるために有資格者・経験者を優遇したプロ志向の人材需要が拡大しています。

業界トレンドからわかる転職のチャンスの掴み方とは?

2016年の業界トレンドや変化を紐解くと、各業界が抱えている課題と新たな試みが自然と見えてきます。今のあなたが転職したいと望んでいる業界がどのような人材を求めているのか、あなたの成し遂げたい目標やワークスタイルとマッチしているか、ぜひ比較してみてください。業界の特徴を知り、ご自身の転職イメージをより一層明確にしてよりよい転職先を選んでいきましょう。

監修 高野秀敏 たかのひでとし
プロフィール

1976年3月12日生まれ、東北大学経済学部卒。1999年、株式会社インテリジェンス入社。人材紹介事業の立ち上げに携わり、転職サポート実績では、通算最多転職サポート実績No.1を記録。マネジャー、人事部を経て、独立。2005年1月、株式会社キープレイヤーズを設立。 ベンチャー企業を中心に、「応援したい企業」と「応援したい個人」のマッチングを行う。モットーは「人の役に立つ」こと。 3000名を超える経営者への助言、8000人の個人のキャリア相談の実績を持つ

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