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【プロが教える】未経験からエンジニアになるには?これだけは押さえておきたい3つのポイント

最近、エンジニアになりたい!というツイートや記事を多く見かけるようになりました。実際に未経験からエンジニアになった話や、スクールやブロガーなどのツイートも多く飛び交っていますがどれが正しいのかわからないという方もいるかと思います。今回はポテパンキャンプを運営する株式会社ポテパンの代表取締役社長の宮崎大地さんに、エンジニアキャリアのプロの視点から、学ぶ言語の選び方や注意すべきポイントを教えていただきました。

【ポイント1】学習言語の選び方

エンジニアになるのであればどの言語を学ぶかは非常に大事な事項になってきます。プログラミングの勉強といえばJava、PHP、Ruby、Pythonなどが上げられますが、これらの言語で実務経験があればある程度高収入となりますので、どれもおすすめにはなります。ただ、言語によって特徴があるので気をつけると良いでしょう。

◆Java|金融系や大規模開発に関わりたいならコレ
金融系システムや業務系システムなどSIerでの募集が多いため、昔から動いているシステムが多く、環境はレガシーになりがちです。中国系のSIerも多くいるため、金融系のビッグプロジェクトでは様々な国籍で集まりコミュニケーションが上手くいかずカオスな現場になったという話も聞きます。もちろんWeb系のモダンな開発をしているJava企業もありますが、相対的に見ると比較的働き方の自由度が低い印象です。金融系の業務知識が豊富だったりJavaが好きな方が多い印象です。フレームワークはSpringが最近の主流ですので、合わせて勉強すると良いでしょう。

◆PHP|ブロガーやWebサービスに携わりたいならコレ
自社サービス企業で多く募集されており、有名サービスの開発に携われる可能性もあります。5年以上前になりますが、ソーシャルゲームなどほとんどのWebサービスがPHPで作られていました。その時に有名になったサービスがPHPで運用をしていて今も募集をしており、フレームワークはLaravelかCakeが多く、最近の主流としてはLaravelとなります。柔軟な働き方が実現できるWeb系企業からのニーズも強く、お勧めできる言語です。

◆Ruby|最近流行りのWebサービスに携わりたいならコレ
PHPと同様、最近のスタートアップ企業から上場企業まで幅広く利用されております。フレームワークはRuby on Railsですので合わせて勉強しましょう。自社サービス企業での募集が多く、給与も高くお勧めできる言語です。最近のサービスはPHPよりもRubyの方が多い印象なので面白いプロジェクトが多いのも特徴です。

◆Python|機械学習に携わりたいならコレ
AIや機械学習がとても有名です。トレンドでもあり学習している方も多い印象です。しかし、他の言語に比べると求人としてはまだまだ多くない印象です。そのため、他の言語で開発キャリアを積みながら、独学で機械学習を用いたツールを開発したりなどしてタイミングを待つのがお勧めです。

【ポイント2】学習方法の選び方

プログラミング学習はコツコツやるのが一番のため、モチベーションの続く方法がお勧めです。分かりやすくて正しい情報が書いてある教材を選び勉強していきましょう。エンジニアとして働くのであれば、自分で調べて問題を解決するケースが必ず出てきます。全てを受動的に教えてもらっていると中々自立する事ができませんので、自分で調べて勉強をするということはとても大事になってきます。

最初の取っ掛かりとしてはProgateやAidemy、ドットインストールなどはとてもわかりやすく、簡単に始める事ができるため、いきなりスクールに通わずこちらから始めてみましょう。エンジニアは向き不向きがありますので、このようなサービスでまずは試していきましょう。内容としては、HTML CSS JavaScript SQL Git コマンドラインなどになります。その後サーバサイドの言語も勉強していきましょう。

もう少しできそうであれば、これらの有名な技術書で学ぶとより知識が深まります。

フレームワークについても各種チュートリアルを見て勉強をしましょう。そこまでできるようになりましたら、自分でアプリケーション開発を行い、0からデプロイまでを体験してみましょう。自分が表現したい部分を考え、壁にぶつかり調べて学ぶ事でどんどんスキルは上がっていきます。ポートフォリオにもなりますので、シンプルなデザインで積極的に作ってみましょう。

【ポイント3】就職先の選び方

どれだけ勉強をしても開発の実務ができない企業に就職してしまうと、とても残念な結果となってしまいます。ニーズのあるエンジニアになるには、開発のキャリアを真っ先に積む必要があるため、就職先を選ぶ際は妥協せず選ぶことをオススメします。ここではそのために重要な3つポイントをお伝えしたいと思います。

◆開発の実務ができるのか必ず確認
未経験向けの求人を調べていると意外にも複数の求人情報が見つかります。しかし気をつけていただきたいのが、開発ができない求人募集が多いという事です。入ってみるとブログの運用やバナー修正の仕事だったというのも少なくありません。開発ができる会社なのかしっかりと事前に確認をするべきでしょう。

◆エンジニア派遣をやっているか確認
未経験向けの求人には、エンジニア派遣を行なっている企業が多くあります。そのような企業に入ると、基本的には客先常駐でのお仕事となります。開発の仕事ができるという保証はなく、監視作業やテスターなど開発をしない仕事を振られるケースが多々あります。エンジニアを派遣させている会社なのかホームページでしっかり確認をしましょう。

◆自社サービス系や受託開発企業を優先
最終的にオススメなのは自社サービス企業や受託開発企業になります。ここでは開発をメインで携わることができ、ニーズの強いモダンな開発をしている企業が多いです。このような企業で実務経験を積むと、それ以降は仕事をどんどん選べるようになっていきます。ハードルは少々高いですができる限り自社サービス系や受託開発企業を優先していきましょう。

まとめ

以上、未経験からエンジニアになりたい人が注意して選ぶべき事項3点でした。様々な情報が飛び交いますが、3000名以上のエンジニアキャリアサポートをして来た経験から気をつけるべきポイントを上げさせて頂きました。カウンセリングをする上で、遠回りをしたり、開発エンジニアになれない人を多く見かけましたので、少しでもこの内容が良いキャリアに繋がれば幸いです。

◆執筆者プロフィール
宮崎大地(みやざきだいち)
株式会社ポテパン代表取締役社長。エンジニア専門のキャリアコンサルタントと採用担当を経験した後、フリーランスとなりプログラミングスクールと連携したキャリア支援を始める。自身でもプログラミングを学習しポテパンサービスの開発を現在でも担当。毎月120名以上の申し込みがあるRuby転職特化型スクール「ポテパンキャンプ」の運営者であり、卒業生のほぼ全員がRubyエンジニアになれている仕組みを構築。
<運営サービス>
・ポテパンキャンプ
・ポテパンフリーランス
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