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サービスエリアは小規模の方がおすすめ!? トラックドライバーに聞く長時間運転を楽しむコツ5選

何事も楽しいに越したことはありません。良いことも悪いこともあるのが世の常ですが、取り組み方ひとつ、感じ方ひとつを変えるだけで嫌だったことが楽しくなるなんて経験は誰にでもあるでしょう。

さて、嫌とまではいきませんが、退屈なことのひとつに「長時間運転」を挙げる人もいるのではないでしょうか。プライベートだけでなく、トラックやタクシーのドライバーなど、仕事で長時間運転を毎日しているという人も多いです。彼らは、長時間運転を楽しむためにどんな工夫をしているのでしょうか。今回は、現役のトラックドライバー監修のもと、長時間運転を楽しくするコツをご紹介します。

1.スマホで音楽やラジオを聴く

まずは音楽やラジオを聴くことです。昔はカーステレオがなければCDが聴けないなど工夫が必要でしたが、今はスマートフォンが一つあれば音楽やラジオを簡単に楽しむことができます。また書籍の内容をナレーターや声優が音読してくれる「オーディオブック」もスマホで簡単に聞けるので、普段読書ができないという人は使ってみてほしいです。

車内にスマホスタンドを設置してスマホから音楽やラジオを直接流してもいいですし、音質や音量などにこだわりたい人は、小型のスピーカーを設置して流したり、スマホとカーオーディオを接続して流すことで、より車内に音が響いて聴き心地も変わります。

カーオーディオとの接続は、FMトランスミッターやステレオミニプラグなどの有線接続のほか、いまはBluetooth接続が使える車種も増えてきているので、車に合った方法を調べてみましょう。スピーカーなどの車内の音響設備に手を加えてみるのも良いですが、社用車の場合には、規則が厳しかったり、定期的に車を変更する場合もあるため、確認してから行ってください。

2.車の内装や空気にこだわる

内装を自分好みに改装してリラックスできる空間へと変えてみるのもひとつです。本格的な内装のDIYには手間もお金もかかり、何より社用車であれば大掛かりな改装は難しいので、ここでは簡単にできる工夫をいくつか紹介します。

工夫① ハンドルカバーやシートカバー、フロアマットを自分好みにする
車内インテリアを自分の好みのものにしてしまうのが、簡単ですぐにできる内装リニューアルです。ハンドルカバーやシートカバー、フロアマットなどの交換や設置は、手間もかからず取り外しも簡単なので、社用車の人にもおススメです。

工夫② 空気清浄機や芳香剤を置き、空気にも気をつかう
密閉された車内で長時間を過ごすので、「空気」にも気をつかいましょう。小型の空気洗浄機を使って空気を清潔にしたり、自分好みの芳香剤を使うことで、居心地の良い空間を作り出すことができます。ただし、火をつけるタイプの芳香剤は、火事などトラブルのもとになりかねないので避けた方がいいかもしれません。

3.地域のご当地グルメやSAでのコミュニケーションを楽しむ

様々な地域のご当地グルメや名産物を楽しむこともひとつです。様々な場所に行ける人はもちろんのこと、運転ルートがいつも同じという人でも、街で見かけたお店には積極的に足を運んでみましょう。

地域の人々が日常的に親しんでいる名店こそ、目立たずにひっそりとした場所にあることが多いです。隠れた名店を自分で見つけられれば、そこを通る楽しみが増えます。同じ会社の同僚や知り合いのドライバーなどに話を聞いてみるのもいいでしょう。仕事歴・運転歴の長い人は、ニッチな情報を持っているかもしれません。

加えて、立ち寄るSA(サービスエリア)やコンビニなどで仲の良いスタッフを作るのもおすすめです。大きなSAは来客も多いため、スタッフの対応はどうしてもドライになりがちですが、比較的小規模の場所では何度も通っているうちに顔見知りになることがよくあります。

「お兄さん、久しぶりだね。元気にしてた?」や「お疲れ様、この後も気を付けて頑張ってね」などフランクに会話ができるだけで、気分が晴れます。大きなSAは車が混み合い、駐車するだけでも大変だったりするので、ぜひとも小規模なSAに立ち寄り地域の方々と交流してみてください。

4.リラックスできる休憩アイテムを常備する

車を安全運転するために一番大事なことは、疲れや眠気を感じた時に、無理せずにしっかりと良質な休憩をとることです。しかし、お仕事で車を運転される人の中には、休憩の時間をたっぷりとることが難しく、窮屈な車の中で少し休むくらいのことしか出来ないなんて人も多いかと思います。
そんな人は、限られた時間、車の中というスペースでもくつろげる休憩アイテムを常備しておきましょう。

おススメ休憩アイテム① ネックピロー
車の座席では首が良い位置に定まらないため、首に疲れがたまってしまいがちです。「ネックピロー」は首をやさしく、かつしっかりと支えてくれるので、仮眠や休憩をするときはもちろん、運転中であっても快適に過ごすことができます。ネックピローには首回り全体を包み込むように支えるタイプと、頭や首の片側のみを支えるタイプがあり、また素材も様々なので、いろいろと試してみて自分にあうものを見つけてください。

おススメ休憩アイテム② サンシェード・カーテン
外からの視線が気になるという人は、「サンシェード」や「カーテン」を使ってみましょう。遮光性の高いものであれば、日差しを遮ることもできてより快適に休憩することができます。ただし、サンシェードやカーテンをつけたままでの運転は”視界の妨げになる”という理由で道路交通法違反となり、何より危険です。運転の際には外せるよう、取り外しができるタイプを選ぶと良いでしょう。

おススメ休憩アイテム③ アイマスク・耳栓
しっかりと仮眠をとりたい場合は「アイマスク」と「耳栓」があるといいでしょう。どちらも安いものが売ってはいますし、社内に置いてもそこまで場所を取るものでもありません。またアイマスクは、例えば濃い色のタオルなどでも代用することができるので気軽に試してみましょう。

5.もしも渋滞にハマったら…

ドライブでは、「渋滞」にハマってしまうこともあるでしょう。楽しむ工夫をしてもストレスを感じざるをえない状況です。こんな時におすすめなのが「電話通話」です。手に持った状態での通話は道路交通法違反なので絶対に禁止ですが、ハンズフリー機能を使ったり、車載用の装置にセットしての通話は違法ではありません。特に仕事では、同じ目的地に向けて先に出ている人と電話をすることで、渋滞のリアルな情報が交換できるだけでなく、会話をすることで気を紛らわすこともできます。

他にも、携帯用のトイレを一つ備えておくと、いざという時に重宝します。ドライブを楽しむためには、こういったいざという時の備えも大事です。

楽しむ心を意識して持つ

仕事でもプライベートでも、運転を楽しむ一番のポイントは、「自分で積極的に楽しむかどうか」です。美味しいお店はないか・時間を短縮できる裏道はないか・長時間を活かしてこのアーティストの曲を聴いてみよう。

たとえ仕事であったとしても、そんな心がけひとつで長時間運転は何倍にも楽しいものになります。そのように気持ちが変われば、いつも通っている道の風景も違ったものに見え、季節の移り変わりなどを楽しむこともできるでしょう。今回紹介したアイテムなどを揃えつつ、気持ちもリフレッシュして長時間運転を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(執筆:小石原誠、編集:田中利知[ネイビープロジェクト])

【監修者プロフィール】
「トラック運転手のブログ」運営者 ハル
大学卒業後にサラリーマンを経て、現役トラック運転手として活躍中。4トントラックから乗り始め、今は大型トラックやトレーラーに乗っている。
トラック運転手のブログ:https://truck.nagoya/