職種・業種ガイド

引く手あまたの職種「福祉・医療・介護業界」お仕事あるある 人間力に磨きがかかり、感覚機能はバージョンアップ!

未経験の業界に飛び込むときは、やっぱり勇気がいるもの。興味はあるけれど、わからないこと、気になることはたくさんあるはず。今回は、はたらいくでも求人数の多い「福祉・医療・介護業界」のお仕事をご紹介!業界経験者にアンケート(2018年6月M3C調査)を取り、「福祉・医療・介護業界」の「あるある!」ネタを教えてもらいました。業界経験者はもちろん、未経験の人もクスッと笑えて、きっと身近に感じられることでしょう!

①ちょっとマニアック?だけど、生きる力が強くなる!

他の職業人には見えないことも、業界人にはお見通し!
自分の仕事に関することはやっぱり常に気になるもの。歯科衛生士さんは、「初対面の人でも歯並びや治療した歯(銀歯や差し歯)の様子を見てしまう」(30代・医療・歯科衛生士)と、ファッションよりもまずは歯に目が行くそう。

看護師さんたちは、「夏になると腕を見て、注射針を刺せる血管を探してしまう」(30代・医療・看護師)と、街ですれ違う人の腕をチェック!「採血をするとき、血管がわかりやすい人を見るとテンションが上がる!!」(30代・医療・看護師)。「注射針を刺しにくい患者さんを相手に一発で成功したとき、涼しい顔をしながらも心の中では大興奮!」(30代・医療・看護師)なんて声も。

仕事で身につく!?五感や体の機能がバージョンアップ!
働いていると仕事に関連するスキルが身につくのは自然なこと。でも、五感や体の機能が発達するのは、ひょっとしたら福祉・介護業界ならではかもしれません。

言葉を話せない赤ちゃんのお世話もする保育士さん。意思の疎通がむずかしいと思われがちですが、そこに仕事のやりがいを見出す人もいます。「子どもが眠たいときに出すサインって本当にそれぞれで、目をこする子もいれば、保育士の耳を触る子、中には鼻に指をつっこむのがサイン!っていう子も。この子のサインは何かな?と観察するのが密かな楽しみ」(20代・福祉・子育て支援員)。

サインを解読!無言のコミュニケーションをやってのけ、もはや言葉は不要!なんて境地に達する人もいるようです。

ニオイで人を特定できるようになる!!!!
ニオイで人を特定する保育士さんもいます。子どもの持ち物には記名するのが基本ですが、ときには名前が書かれていない物も。そんなとき、保育士さんは洋服のニオイをかげば、どの子どもの物かわかるのだとか!

保育士さんが洋服のニオイで持ち主がわかるなら、介護士さんは排泄物の臭いで区別がつくらしい!「このウ〇コの臭いは□□さんのだな、とわかる。ウ〇コ処理した直後の自分の食事休憩で、平気でカレーが食べられる」(30代・介護)というように、鋭い嗅覚をもつのと引き換えなのか、ほかの感覚はちょっと鈍感に!?介護士あるあるなのかもしれません。

②運命を左右するかもしれない出会いが職場に!

毎日がモテ期!?そんなことも起こるのがこの業界
仕事が忙しくて、なかなか出会いがない!と嘆く人は少なくないはず。実は運命の相手はすぐ近くにいるかもしれません。

「看護師さんたちの恋愛の相手はもっぱら『医師や研修医』」(30代・医療・看護師)。医師と看護師の恋はドラマの世界だけではなく、現実でも定番でした。夜勤をはじめとした不規則な勤務形態で働いているお医者さんとは、恋に落ちるきっかけが大いにあるよう。

おじいちゃん、おばあちゃんにモテる!?そうじゃなくて……
介護士さんは、「入居しているおじいちゃん、おばあちゃんに息子、孫との結婚を勧められる。写真を見せられたり、お見舞いのときに居室に呼ばれたり」(20代・福祉・介護士)と、家族の結婚相手にと請われるよう。一生懸命働く姿を見て、結婚相手としてお墨付きをもらえるのはやっぱりうれしいものです。

子ども同士の恋愛事情にもほっこり
「子ども同士のラブ事情が面白い!」(30代・福祉・保育士)というのは保育士さん。かわいらしい恋愛模様をほほえましく眺めたり、家庭内の様子が見事にコピーされたおままごとを見かけては思わずニヤニヤ。「子どもが親の口調などを真似て友だちと話している姿を見るのを楽しんでました!!!!」(20代・福祉・保育士)と、密かな楽しみもあるようです。自分の結婚後を想像したり、見聞きしたことが役に立つ日が来るかも!?

③「いいね!」があふれる、あたたかい職場環境

仕事と家庭の両立に理解があるって最高!
仕事をしていると、気になるのが妊娠や出産のタイミング。一緒に働く人たちのことを考えると、なかなか踏み切れない人もいるはず。けれど、「医療関係は妊娠・出産に関して寛容で、推奨される感じがあります」(20代・医療)という声が!利用者さんのお孫さんと同世代だった介護士さん、「妊娠を報告したとき、みんなひ孫ができると大喜び!」(20代・福祉・介護士)。保育の現場では、「自分の子どもが病気になったときは職場も理解してくれて、休みが取りやすい」(30代・福祉・保育士)というメリットもありました。

人とのいい関係が築ける職場=毎日が楽しい
「職場のみんなが仲よしだったので毎日とても楽しかったです。子ども主体なので同じ毎日がなく、こんなに笑って過ごせる仕事はないなと思います」(30代・福祉・保育士)。また、「職業柄どんな子でもちゃんと育つことを知っているから、子育てに寛容。子育てに悩んでも悩まなくても子が育つのは同じ。善悪の判断を親が教えるのみ」(30代・福祉)と、大勢の子どもを見てきた経験が、自分の子育ての糧となることも。

デスクワークだけでは得られない楽しみもあるある!
「デイケアの送迎の際に、利用者さんたちと車で大合唱してストレス発散」(20代・福祉・介護職員)したり、「デイサービスで、利用者さんをご自宅に送ったあとセンターに戻るまでのプチドライブ」(30代・福祉・介護士)でリフレッシュしたり。忙しい中にも小さな楽しみを見つけることは、仕事を長く続ける秘訣かもしれません。

福祉・医療・介護の仕事はやりがいもスキルアップもできる!

程度の差こそあれ、福祉・医療・介護は命に関わる仕事。未経験者には大変なイメージが先行しますが、事情があって現場を離れたという人でも、「今は産休に入ったが、また保育士に戻りたい」(30代・福祉)。「育児のために辞めちゃったけど、また介護職に復帰したい」(20代・介護)と、業界に戻りたい、さらに経験を積んでステップアップしたいと望んでいるケースも多いようです。

業界で働いた経験者には、福祉・医療・介護の仕事はやりがいがあり、キャリアを積むことができると感じている人が多くいました。また、求人数も多いことから、結婚や出産などでブランクがあっても、再び働ける場所があるというのも求職者にとってはうれしいところ。

人と人との関わりがあるからこそ、自分の人間力も磨かれる福祉・医療・介護の仕事。そこに、労を惜しまず働ける秘密があるようです。

記事執筆
河野能子
大学卒業後、不動産会社に就職。“好きな仕事”にやりがいを感じるも、今度は“好きなこと”を仕事にしてみたいと思い、約3年の勤務ののち転職。未経験ながらもライターとして採用され、広告制作に携わる。現在は、YouTuberに憧れる子どもたちを育てながら、フリーランスのライターとして活動中。
イラスト
ナナイロペリカン
1982年東京(下町)生まれ、東京都在住、2児の母。育児ブログ「たまご絵日記」が人気となり、これまでに育児エッセイを4冊出版。育児マンガなどの仕事をしながら子育てに奮闘中!現在は母の介護問題も。